「………グスン」
「蒼空センパーイ、いいぢゃないですかー
ベルセンパイは蒼空センパイにとっての
堕王子だったんですよー」
蒼空センパイは堕王子に片思いしてて
フラれちゃったんですねー
「だって、凄く凄く好きだったんだよ
この人しかいないって思ったんだよ
もう、友達にも戻れない
私、一人は嫌だよ」
ミーの腕の中で子供みたいに
泣く蒼空センパイは
肩を小刻みに震わせて
「ぢゃぁ、
ミーと付き合っちゃいましょー?
ミーなら蒼空を
泣かせたりしません」
ミーがそう言うと
蒼空センパイ困っちゃいましたー
もっと、大泣きしちゃいましたー
「…………ぅ゙、ヒック…フラ、ン」
きっとベルセンパイの事が
忘れられないんですね
「忘れなくていいですよー
ミーはいつまでも待ってますから」
そう言ったら蒼空センパイは
ミーにkissしてくれる
これってOK貰えたんですかね
ベルセンパイ、今はセンパイのものでも
絶対ミーのものにしてみせますからー
「蒼空、愛してる」