Short Luv | ナノ


最後の日々

談話室に行くと
そこにはソファーに寝そべっている
ベルだけがいる

「みんなは?」

どうかバレませんように、と
心の中で思った

「ししっ、王子と二人きり」

だけど、どうしても
伝えておきたい事があって

私の緊張は最高潮だった

「あのさ…?ベル
私、ベルの事好きだよ」

ヴァリアーは任務が不定期で
次はいつベルと二人きりに
なれるか分からない

「はぁ?何だよ、蒼空
急に可愛くなりやがってさ」

でも、こんな事を急に言って
変だと思わた、かな

「だって……この間
レヴィが大怪我して戻ってきた時
不安だったの
私たちはいつ死ぬかわからない」

「オレ、死なねーし
だってオレ王子だもん」

ベルは無邪気に笑っていた

「王子も、蒼空の事好き、」

私は生まれて初めてkissをした



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