Short Luv | ナノ


花火

『冬獅郎?!』

私と一護は同時に
四番隊救護室へと駆け込んでゆく

そこには乱菊さんや雛森さんがいて
冬獅郎が静かに眠ってる

「冬獅郎、なんで……?
なんで死んぢゃうのっ?!」

声を荒げて近付く私、

一護は肩を抱いてくれて
だけど、雛森さんにはびんたをされた

「シロちゃんはね、
蒼空さんとの思い出を守る為に
死んぢゃったんだよ!!」

冬獅郎、ごめん
私は冬獅郎の事何も分かってない

こんなにも思い出を
大事にしてくれてるなんて
知らなかったんだ

「お願いがあります、」

私は冬獅郎が付けている
おそろいのペンダントを握り締めながら
最後のキスをした

冷たく色のないキス

冬獅郎がしてくれるキスとは
正反対だった



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