Short Luv | ナノ


一瞬を永遠にして

冬獅郎と花火を見た

それは儚く綺麗に散る、一瞬のもの
だから美しい

「冬獅郎、付き合ってもう一年も経つね」

「あぁ」

私が話し掛けると
冬獅郎はふわっと微笑み
握っていた手を強く強く、握りなおした

「この一瞬一瞬が積もっていって
永遠に変わるんだね」

「………」

私は触れるだけのキスをされる

冬獅郎はきっと不安なんだ
だから、私は……

「永遠なんてなくても
この想い、冬獅郎を好きな気持ちは
一生分だから」

私から冬獅郎にキスをした

「ありがとう、蒼空」

花火に照らされた貴方は
輝いて笑った

夏はやっぱり花火^^*
一瞬と永遠は紙一重な気がします

2010/08/05


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