「キャッ」
影が現れて、襲われる事も少なくない
「大丈夫か」
今回助けてくれたのは
紛れもなく日向クンで
「気安くそんな事しないで」
「はぁ?!
なんだよ、その態度
せっかく助けてやったのによ」
私はユイちゃんが好きだと、
結婚してやんよ!と言った日向クンを
許せない
ただ勝手にそんな事を思っている
「日向クンはユイちゃんが
好きなんでしょ」
「そんな事かよ」
「そんな事?!
私にとっては大事な事だったのにっ
もういい、
こんな世界からいなくなってやる
思い残す事なんてないわ」
そんな事、
日向クンとってはそんな事
私はその場から、走り出す