「何をするんですか?!
セバスチャンっ、やめて!!」
いきなりの事に
私の思考はついていけない
「すいませんが、
私の好きにさせて下さいね?
…坊ちゃん愛しの蒼空お嬢様」
空き部屋に呼ばれたかと思うと
セバスチャンと二人きり、
ベッドに押し倒され
キスを迫られる
「お願い、やめて…
私、キスもした事ないのよ?」
どんなに涙目で訴えようと
私を拘束するその手は緩まない
「……ンっ//」
そして、
私のファーストキスが奪われてゆく
最初は触れるだけ……
だけど、だんだん深く、甘いものに、
息苦しくなって
足をバタバタとさせると
名残押しそうに離れていくセバスチャン
「どうしました?
まだこれからですよ」
その表情は忽ち妖しいものへと変わる
ブラウスのボタンが
一つ、二つと外れて
「もう……、やめてよ」
私は目を伏せた