「蒼空……」
僕がセバスチャンを連れて
宗教団体から戻ってくると
蒼空はもう、病に倒れ手遅れだった
“シエル…良かった
心配だったの、好きだから”
それが蒼空の最後の言葉
「僕も好きだ、蒼空……
お誕生日おめでとう」
今日は命日ではない
あまりに悲しすぎて
心が折れてしまいそうだから
誕生日に毎年でも来よう
聞くことのない“ありがとう”を待って
「愛してる、蒼空」
この理不尽な人生
色のない世界
彼女の瞳にはどう写っていたのだろうか
二期始まって〃▽〃