まだまだ戦線としてのまとまりはなく
大したオペレーションもしていない頃
「なぁ……野田って奴、やばくないか
俺の仲間がやられたんだ、」
「確かにな、ガン付けてくるしよ
頭いっちゃってるんぢゃないか?」
野田クンの悪い噂ばかりが先立っていた
それでも私は野田クンの
本当の優しさを知っている筈だから
だから守ってあげたかった
「野田クン!こんな所にいたっ
1人でいないで皆と過ごそうよ」
「何だ、貴様……また来たのか」
私は1人で泣いてる時
野田クンの不器用な優しさで励まされた
「野田クンが気になっちゃって…ね
それに、ゆりっぺも探してたよ!」
野田クンはゆりっぺの事が好きだから
私の叶わない恋
「そうか……、ありがとう」
私は野田クンに微笑んだ