Short Luv | ナノ


1人の味方

まだまだ戦線としてのまとまりはなく
大したオペレーションもしていない頃

「なぁ……野田って奴、やばくないか
俺の仲間がやられたんだ、」
「確かにな、ガン付けてくるしよ
頭いっちゃってるんぢゃないか?」

野田クンの悪い噂ばかりが先立っていた

それでも私は野田クンの
本当の優しさを知っている筈だから

だから守ってあげたかった

「野田クン!こんな所にいたっ
1人でいないで皆と過ごそうよ」

「何だ、貴様……また来たのか」

私は1人で泣いてる時
野田クンの不器用な優しさで励まされた

「野田クンが気になっちゃって…ね
それに、ゆりっぺも探してたよ!」

野田クンはゆりっぺの事が好きだから
私の叶わない恋

「そうか……、ありがとう」

私は野田クンに微笑んだ



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