Short Luv | ナノ


落ち込むなって

「音無サン……
何してるんですか?」

ユイがいなくなって数日
日向の姿が見えない

廊下で見かけた事もあったのが
どこか気が抜けていて
とても話し掛けられるような
雰囲気ではなかった

「直井、お前……」

いつもの校長室、いつものソファーで
日向の事を考えていると
直井が後ろから抱き締めてくる

「お前もコレなのか?」

俺は力無く強がってみるが
直井には分かっているようで

「そんな悲しい顔しないで下さい、
僕は音無サンの笑顔が好きなんです」

抱き締める手をギュッと強めていた
その手が震えている

「俺も、日向の笑顔が好きなんだが…
掛ける言葉が見つからない
くそっ、くそ…」

ガタンッ

物音がしたと思い振り返ってみると
久しぶりに見る日向

「音無、やっぱお前コレなのか?」

いつもと変わらない日向

直井は俺の為に、背中を押す

だから俺は日向の手を取り
引き寄せ、抱きしめる

直井のように……

「なっ?!どうかしちまったのか、音無」

「お前は最後まで一緒にいてくれ」

男同士で抱き合うのも悪くないな
少しだけ直井を見直していた

3人大好きー〃▽〃
永遠であって欲しいな、この絆
でも直井クン?
日向だけは苛めないでw

2010/06/15


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