Short Luv | ナノ


男性恐怖症

「きゃ━━━━━━っ!!
もう近寄らないで!!!」

「はぁ?どうしたんだよ、蒼空
いつものならもっとこう……」

ベチンッ

日向クンが近寄ってくるものだから
一発ビンタしてやる

「男の人、怖いもん」

「何言ってんだよ、
お前そんなキャラぢゃなかったろ」

その勢いで日向クンはぶっ倒れ
悲惨な状況だった

「どうしたの?蒼空」

「大山クン!」

そんな中、来てくれたのは大山クンで
大山クンは怖くなくて安心して抱き付いた

「……っ?!意味わかんねぇ
俺は駄目で大山はいいのかよ?!」

「日向クン!駄目だよっ
女の子いじめるなんて
もう大丈夫だからね、」

大山クンは抱き付く私の頭を
優しく撫でてくれる

そんな光景をひっそりと見る影

「ふん、音無サンに手を出すからだ」

そう、直井文人

近くいた蒼空を使い
日向を懲らしめていた

「だが可笑しいな
全ての男性を怖がるように
催眠術をかけたんだが……
なぜ彼奴(大山)を怖がらない
待てよ、蒼空は
彼奴を男として見ていない、
それなら納得がいく…可哀想な奴だ」

『直井(クン)!!!』

「何やってんだよ、お前は!」

「どうでもいいけど
早く元どうりにしてあげなさい
被害が拡大してるぢゃない」

直井の元に音無とゆりが来たかと思うと

既に数人
藤巻や高松までもが倒れている

「大山だけずるいぜ」
「ついに可笑しくなっちまったのかよ?!」
「痛いですね」

「えへへ、僕は日頃の行いがいいから
薄汚れた日向クンとは違うんだよ」

最後には
日向の悲痛な声と大山クンの照れ笑いが
聞こえていた

大山クンは自分だけが
好かれていると勘違いして
男として見られてない事に
気付いていなかった

(ごめんね、皆)

本当にくだらなくて(^^;)
でも大山クンが男としてではなくて
男の子としてしか見れないのは事実w
ごめんね★

2010/06/14


[back] * [next]


- 71 -


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -