Short Luv | ナノ


誓いのキス

「知っているか
蒼空には誰にも負けないものを持っているという事」

私の涙すっかりと止み
ファルディオは波を拭ってくれる

その手は温かくて、優しくて…

「誰、にも…負けないもの?」

私は微笑んでいた

「人を幸せに出来る笑顔、
とでも言おうか、蒼空

……いつでも助けられているんだ、
隊が明るいのも蒼空の
お陰ぢゃないのか」

ファルディオは
少し優越感に浸ったり、
しみじみとした言い方をした

もう大丈夫
何も怖い事なんてなかったんだ

「違うもんっ
私の誰にも負けないものは
ファルディオに対する気持ち!
大好きだよ………」

自信を持って言った私の肩を
ファルディオは抱き寄せた



[back] * [next]


- 5 -


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -