いつかこの空を | ナノ


第一章


「おい、何やってんだよ
お前、ずっと訓練も出てないだろ」
「ラマール?ごめん……」

私は人一倍戦いが嫌いだった

人が傷ついてゆく姿を
見ていられないから
それが仲間でも相手でも…

「おいおい、ラマール
もっと優しい言い方は出来ないのか」
「たっ、たいちょー!」

心配をしてくれたのか

ラマール、ファルディオは
あまり人が訪れない花畑に
座り込む私の元へ来てくれた

そして、私を真ん中にするように
2人も座った

“ありがとう”
ただそう言いたかった


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