いつかこの空を | ナノ
第一章
「おい、何やってんだよ
お前、ずっと訓練も出てないだろ」
「ラマール?ごめん……」
私は人一倍戦いが嫌いだった
人が傷ついてゆく姿を
見ていられないから
それが仲間でも相手でも…
「おいおい、ラマール
もっと優しい言い方は出来ないのか」
「たっ、たいちょー!」
心配をしてくれたのか
ラマール、ファルディオは
あまり人が訪れない花畑に
座り込む私の元へ来てくれた
そして、私を真ん中にするように
2人も座った
“ありがとう”
ただそう言いたかった
[
back
] * [
next
]
第零章
第一章
第二章
- 3 -
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -