目を開けると
見知らぬ天井と見知らぬ男の人たち
「あら、やっとお目覚めの時間みたいよ〜
大丈夫?
すごくうなされてたみたいだけど」
その中の一人、女口調の筋肉質の人が
私が目を覚ました事を皆に告げる
それと同時に体を起こそうとすれば
視界が歪んみ
静かにベッドで横たわったままだった
「おい、まだ動くなっつーの
お前、相当血出してたし」
ふと自分の左手首を見ると
髪留めとして使っていたリボンが
可愛らしく巻いてある
「さっきは、ありがとう
私はソラ・バラッド、貴方の名前は?」
「ベルフェゴール、ベルでいいぜ」
私が無気力に笑うと
ベルが心配そうな顔をしていた