tiamo/tiara | ナノ


3/新しいお屋敷

目を開けると
見知らぬ天井と見知らぬ男の人たち

「あら、やっとお目覚めの時間みたいよ〜
大丈夫?
すごくうなされてたみたいだけど」

その中の一人、女口調の筋肉質の人が
私が目を覚ました事を皆に告げる

それと同時に体を起こそうとすれば
視界が歪んみ
静かにベッドで横たわったままだった

「おい、まだ動くなっつーの
お前、相当血出してたし」

ふと自分の左手首を見ると
髪留めとして使っていたリボンが
可愛らしく巻いてある

「さっきは、ありがとう
私はソラ・バラッド、貴方の名前は?」

「ベルフェゴール、ベルでいいぜ」

私が無気力に笑うと
ベルが心配そうな顔をしていた


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