私が不完全なのは君が足らないからである
朝は嫌いだけれど夜は怖い
おぼろげな体温
緩やかな絶望で窒息したい
無垢と素直は十八番です
君の涙で渇きを癒す
せめて幸せな夢を見たいの
毛布にくるまって、２人
うなじを開けば君と一緒になれるかな
望遠鏡を天の川に落とした
足をすり抜けた階段
僕の全てを飲み干して
君の声だけえこひいき
いっそみんな捨ててみようか
だってこんなにも脆い、
ダンボールに収まって煙草をふかす
世界の裏側よ、眠ってますか
そんな糸で絡め取ろうっていうの
水を跳ねた少年に罠の手解き
翼が小さすぎて帰れないよ
後書きで始まる物語
弾倉に愛を込めて
リアリストの不仕合わせ
直線になろう
星は胸の中で息を引き取った
舌を切った日のこと（そして私は嘘吐きではなく法螺吹きになってしまった）
誰かを前提とした人生なんて、
レディメイドの泣き顔で
海が沈むまで君のキスを待っていた
瞼越しに萌芽
泣いたって世界は笑ってくれないよ
四肢に空いたピアス
アクアマリンの葬送曲
死んでも君とまた巡り会うために
リピートされたアポトーシス
友情を主張したいお年頃
自分の気持ちを殺しても君がいたらいくらでも蘇る。だから君を殺すしかないんだ。（僕は自分を殺す勇気がないから）
楽園中毒
隙間を埋めた。掠り歌で。
バーコードが定めた僕の価値（左胸にあるはずなんだ）
濡れ衣を盗んだ怪盗
高鳴りの悲鳴
軸に乗ってお披露目
失ったのが何かわからないまま
作りかけの優しさ（まだ君にしか渡せない）
弾丸に沿って変声期
お前の音波は俺とだけ
愛の定義は君
七回拭きましたが何か？
君のリーチと僕の腕の長さ
宵を開く鍵
変革なき沈没
渇望を知らないホワイトホール
雲に隠れたシャボン玉
スプーンとフォークで不協和音
藍線に上って
ぐしゃぐしゃにされた髪の毛が嬉しいなんて、
羊水孕んだ指先
曲がり角二歩手前
水道水は檸檬味
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