馬鹿な君なりに愛を囁いてみてよ。気が向いたら落とされてあげる。
 廃棄された椅子
 その声帯は刺青なんだってね
 葬り去ったはずだった呼吸
 永遠におもちゃ箱
 地球と同じ速度で眠ります
 その花を散らすのは誰だ
 あいつを知るための一歩はいつも後ろ向きだった
 君の好きな空気の味でしょ
 赤い靴ひもで結んでみた

 不帰投点に縮こまる
 あの人の心が覗ける出窓をくれるって約束したじゃない
 そうして新世界は始まって潰えた
 神様に告げ口していいわけ?
 それは道徳の失敗作だった
 君仕様の告別式
 大多数の拍手で否決
 僕の虚像をすり抜けて包んでくれたね
 非の打ち所の無い救いの手
 一緒に一歩後ろに

 猫より気紛れでいいなら飼われてあげてもいいのに
 鳴き声は甘く
 艶やかな流儀
 見せらんないよこんな顔(どんな顔なのか気になるんだけど)
 意味がわかって言ってるなら、君はなんて冒涜的な感動を欲しているんだ。
 あなたの告白にだけ有効
 もう一度振り返りたいと思った唯一の人へ
 中枢神経からのSOS
 進化と退化の十字路
 いつかみた正夢の続き



 可愛い、可愛い、お友達
 硬質な首輪で繋いでみせて
 朱を刷いたような藍の色(愛の色)
 矯正無しじゃ気道確保もままならなくて
 零に沿って低空飛行
 コンパクトなおもてなし
 飛び込んだら息が詰まるくらい強く抱きしめてくれる?
 私たちを分かつ境界線なんて要りません
 お粗末な擬態
 自家製で申し訳ないですが、

 白地図を被って航海へ(出発)
 汽水の降雨量
 そろそろ出し抜くことを覚えても良い頃じゃない
 負け犬風に言うと、
 いたいけにお冠なの
 パンドラのために永遠を誓ったの
 喪服の虫食いは真珠のせいさ
 やさぐれてても心音は正直で
 ちっぽけな嘔吐感
 満ち満ちた光に捕獲されたら

 千の兄弟を欲した星のわがまま
 水滴のくすぐりっこ
 旅立つんなら餞別にこの腕を連れてって
 明日に回帰
 きっと気のせいな熱伝導
 其処が透けた先の言葉
 お手本らしい愛撫で良い
 これからじゃなくて今を希う
 ハサミと制服
 ため息だけで腹が膨れりゃわけないわ


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