Garden


水晶の瞳


参加者


GM.たなか
PL.もう/鹿目青砥
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GM:それでは、Chapter『水晶の瞳』、はじめさせて頂きます。
よろしくおねがいいたします!
青砥:よろしくおねがいします
GM:・・・・
GM:・・・・
GM:【たどる旅路を始めましょう】
GM:……微睡みの中、意識は甘い薔薇の香りに揺れて……
GM:あなたは、何処か見覚えのあるモノクロームの雑踏を掻き分けて歩いています。
目的地はあなた自身にも分かりはせず、何故自分がここにいるのかも、判然としません。
持っているのは、貴方が忘れたはずの薄ぼんやりとした記憶。
鮮明ではないにしろ、今は貴方の中にある……。
GM:聞き覚えのある言語ながら、他愛のない会話が耳を掠めて、
人混みの中を歩く貴方の目に入ったのは……胸に一輪の白薔薇を挿した人物でした。
GM:胡散臭い、少し古臭いフードを被った……彼とも彼女ともつかぬその人物は貴方を手招きます。
この世界の中、唯一貴方を認識している人物のようですが……さて?
青砥:すれ違う人々を掻い潜りながら、ついそれぞれの顔を目で追っていた。
彼らは、無事に……。
と、物思いにふけりそうになったところで手招きに気が付いて顔を上げる。
青砥:「あなたは、私が見えているんですか」
GM:ゆっくりと、確かに頷く様子が伺えるだろう。
GM:「わたしは、貴方を、見ることができます」
青砥:私はとうに死んだ人間だというのに。
……いや、人間かどうかも、怪しいのだけれども。
GM:「あなたの姿を、あなたの存在を……あなたの、こころを……」
「とらわれたひと、かけたひと、まよったひとよ。……こころをのぞいてみませんか」
GM:「ここは貴方の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込まなくては、出口はみえません」
フードの人物の手が宙空にかざされると、タロットカードがすうっと音もなく浮かび上がります。
GM:「……うらないましょう。うらないです……そう……そう捉えてくださって結構です」
青砥:「占い、ねぇ」
青砥:元来そういった類のものに興味がなかったので、まともに占われるなど、初めてではないだろうか。
青砥:「でもそうしないと、私は此処から出られない、というわけですね」
GM:今度は、頷くことはしなかっただろう。間を取る。……あるいははぐらかされているのかもしれない。
GM:「気楽に、……自分に、正直に……迷わぬよう」
目の前のフードの人物は、貴方にカードに触れるように促します。

*1~22の数字を選んでください。
青砥:2だそうです
GM:b
GM:「これはヘキサグラム。簡易であっても、あなたの帰り路を示すには十分でしょう」
選ばれた一枚を、ローブからするりと出た腕が、テーブルに伏せる。
それを中心に、6枚のカード、計7枚のカードが置かれます。
GM:そして、それは1枚ずつひらかれていく。
GM:1枚目【過去】愚者・正位置
「これは、あなたの過去を示すカードです」
「自分の魂の望むままに生きたい、そんな想いが湧き上がっている。
 他人の目には無防備に見えるのかもしれない、けれど、そんなことは関係ない。
 具体的な形は見えていないのかもしれない、それはつまり、可能性が無限にあるということ。
 あなたは自由です。誰にどう思われようと、
 悩んでも悩んでも諦められない気持ちがあったのなら、それは貴方にとっての純粋な真実。
 自らに宿る思いを信じ、まずは一歩、踏み出すべきなのでしょう」
青砥:「……誰だって、そういうものだろうに」
「誰にだって選択の自由があって、可能性があって然るべきだと思うけれど、な」
そうでない世の中なのを、私はよく知っている。
反骨精神のままに、そうあるべきと努めていただけで、特別なことなどではないと、思っているが……。
GM:あなたの言葉に返ってくる言葉はない。 淡々と、次のカードが開かれる。
GM:2枚目【現在】隠者・正位置
「あなたの現在を意味するカードです」
「智慧に光を。必要なのは、思慮深さ。
 物事の表面のみを捉えるのではなく、その奥に潜む真理を探らなければなりません。
 周囲にあわせることや、嘘や、誤魔化しは、今の貴方にとってはまったく不必要なものでしょう。
 貴方がそこに真実があると感じるのなら、そこに意識を集中させて。
 ゆっくりと光で照らしていきましょう。
 自分は間違っていないか、常に検証し、道を正していきましょう。
 誰も自分自身から逃れることはできない。反面、探さなければ見失う。
 答えを照らす光を、常に灯し続ける意識が必要です」
青砥:「……」
死んだ人間に何をと思いかけたが、死んでなおこうして意識のある自分のことを思えば、なるほど死人であれどできることがあるのだろうか。
占いの言葉を真に受けたわけではなく、ただ自身の現状を鑑みて、その可能性があると断じたから。
言の葉を聞きながらも答えを探すように、思考する。
GM:3枚目【未来】審判・逆位置
「これはあなたの近い未来を示すカードです」
「その時が来たことに、気付くことができません。
 今こそ立ち上がるべきときなのに、過去のダメージから回復せず、必要な変容を遂げられない姿が露呈します。
 奇跡が起こるわけではありません。そのような変化に期待すべきではありません。
 ……或いは、まだその時ではないのかもしれません。
 どれだけ急ぎ足になっても、その時が来なければ無理なのです。
 変わりたいなら、変えたいと望むなら、……積んで、積んで、積んで、もういやだと思って、
 それでも積み続けて、……そうして、あるとき自然に扉が開く。
 もしかすると、それはそういう道なのかもしれません」
青砥:「ふ、はは」「これ以上、私に変化が訪れることなどそもそもあるまいよ」
期待など、とうの昔に捨ててきたもの、今更持ち出すはずもない。
GM:4枚目【対策】太陽・逆位置
「貴方を救うかもしれない対策、事柄のカードです」
「辛い状況となるかもしれません。願いは叶わず、敗北感に囚われることもあるでしょう。
 ……それは確かに、とても大きく、高いところにある目標だから、到達することは簡単ではない。
 だからといって、諦めたり、無視する事が良しとされるものではない。
 それほどに、それは重要なことでもある。
 ……いろいろなことを考えると、無謀なような気すらしてしまうかもしれません。
 究極の目標として、それは常に掲げておきながら、
 もっと近くにある、実現性の高いところからやってみる、というも一つの方法です」
青砥:「他人にそう言われて変えるような可愛げは、生憎持ち合わせていないものでね」
どんなに厳しかろうが、どんなに辛かろうが、今更なのだ。
私は私の手の届くところに、それを伸ばし続けるだけだろう。
例え叶う事がなくても、諦めてしまったら……それは私ではなくなるだろうと、思うほどに。
それはもはや当たり前なのだから。
GM:「…………」 フードが微かに揺れる。しかし、ローブから伸びる腕は迷いなく次のカードを開くだろう。
GM:5枚目【状況】戦車・正位置
「これはあなたの置かれた状況や、環境を表すカード」
「すべては自分が握っているのです。そう、未来はあなたの手の中に。
 情熱を失ってもいけない。感情に任せてもいけない。
 ふと入り込む不安や迷いに道を見失うことなく、“勝つこと”に囚われがちなエゴを制していかなくてはならない。
 熱い思いを原動力として、求めるものを手にするために。
 敵は自分の中に居る。成功も自分のうちにある。克己心が試されているのかもしれません」
青砥:「……随分と難しい要求をするものだな?」「占いと言いながら、実のところ私のことを知っているだけなんじゃないのか」
フードの奥に潜む顔を、見えることはなくても真っ直ぐに、射貫くように見つめる。
青砥:言われずとも、わかっているというのに……。
GM:フードの奥は陰るばかりで、その奥の表情まで射止めることは難しく。
GM:あなたの問いに是と非ともつかぬ曖昧な答えを返せば、また次のカードが開かれるだろう。
GM:6枚目【自身】魔術師・正位置
「あなた自身の、気持ちや望みを表すカードです」
「……。結局、“どうしたいか”という意思や発想がなければ、何も始まりはしないのです。
 自分の思いや考えに蓋をせず、それを実現させるのだ、と心に決めればいいのでは?
 何か新しい事をしてみましょう。ちょっとしたことでもいいのです。
 やってみたかったことを、やってみるとか、新しい考え方を取り入れてみるとか、……
 ストレートに気持ちが向かうことを試していけば良いのでしょう。
 これをやろう、というその真っ直ぐな意志を、大切にしてください」
青砥:「誰かに言われずとも、そうするでしょう」
けれど今になって、どうしたいかなんて……。
他にすべきことなど、あるものかもわからないのだから、このままでいいのだろう。
少なくとも、今は。
GM:7枚目【結果】女教皇・逆位置
「貴方自身の終着点、このまま変わらなければ行き着くであろう先を表すカードです。
 ……この迷宮の、出口です」
GM:「ああ、」 などとわざとらしく、お世辞にも感情が籠っているとは言いがたい感嘆を前置いて、続ける。
GM:「その選択は、何かの抑圧の上に成り立つものではないでしょうか。
 それをしてしまうと、自分の心が無視されるような、息苦しさを感じてしまうのではないでしょうか。
 本当は、気付いているはずです。それはしたくないはずです。
 それが自分の本質から離れてしまう選択だとどこかで分かっていて、その声を黙らせようとはしていないでしょうか。
 望まない変化の気配は、貴方の感情を乱すかもしれません。目を背けたくもなるかもしれません。
 ……ただ受け取りましょう。その内去っていく嵐だと思えば良いのです。
 それは、必ず意味のある体験になるはずだから。そしてまた少し、強くなる」
青砥:「最後の最後で落としてきますね」
GM:「占いですから」 く、と僅かに笑んだように感じるかもしれない
青砥:「……目を背けたくなるようなことでも、それが最善だと断じたなら」
瞼をわずかに伏せ、元の世界で下した最後の決断を思う。
あの時も、確かにそう感じたのかもしれない。
「……私は自分の正しいと思ったことを、するでしょうね」
GM:「…カードを一枚、持っていくといいでしょう。貴方への導きになりますから」
ふわり、ふわり、開けられた七枚のカードが貴方の目の前で揺れている。
青砥:要らないけど……もらっとくか
青砥:「それじゃあ……愚かな私らしいものにでもしましょうか」
と隠さずに皮肉るような笑みを浮かべ、愚者のカードを手に取る。
死んだとて、変わることがあるのなら。
私らしくありたいじゃない。
最後の時が来る、その前まで。
それがどんなに愚かであっても、そうありたいと願うのくらい、自由でしょう。
GM:「“愚者”は、未知、自由、純粋、探求、無限の可能性を表す」
GM:「……そのカードを、選ぶのですね」
青砥:「えぇ、占いはそうでもないですけど、このカードは気に入ったので」
GM:貴方の返答を聞けば、またフードの奥で笑う気配がするだろう。
GM:「……しかし、確かに強情で、可愛げのないやつだな」
GM:笑いながら言う。そしてその人物は、言いながらフードをするりと落とす。
GM:セピア色の世界の中でひどく鮮やかに色づくのは、貴方が見慣れた色。貴方自身の色。
度重なる染色で痛んだのであろう、癖のある金の髪。
GM:「ああ、よく知っているよ」 それは、先ほどあなたがした問いへの答えだろうか。
GM:「……“アンタもそうだろう?”」
GM:長く伸ばした前髪と、大きなメガネのその向こう。
GM:気怠げな隈の目立つ宵闇の瞳は、しかし真っ直ぐに、鋭く、射貫くように貴方を見る。
GM:「愚か者の手でも、出来ることはあるさ」
GM:「どんなことがあっても、私は私だよ」
GM:・・・・・・・
GM:・・・・・
GM:・・・
GM:そうして貴方は目を醒ます。何か、厭なものを見てしまった気がした。
……胸の上にあるのは、美しい長髪の女性と白薔薇の園が描かれたタロットカード。
……胸の内にあるのは<望み>についての記憶。
GM:まぶたの裏に焼き付いた、自分自身の……、否、あれはほんとうに、自分だったのか……。
やがて靄に包まれる記憶の中でも薄らがぬ、あの光景を、貴方は瞼の内に見ることでしょう。
GM:……以上でシナリオクリアです。
GM:【Electorn】
GM:おつかれさまでしたああああああああああああああああああああああああああああああああ
青砥:おつかれさまでしたああああああああああああああああああああああああああああああ
青砥:ウオェッ
GM:えづいてるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
青砥:めっちゃたのちかった……
GM:やったぜ(*゜▽゜*)
GM:さくっと報酬報告!!!!!
GM:▽クリア報酬
・スキルポイント50pt
・[ROSE:White Symphony]
・自身の「望み」に関する記憶
GM:▽[ROSE:White Symphony]
消耗品。7回のみ使用可能。
タロットのようなカード。
美しい長髪の女性と白薔薇の園が描かれている。

セッション開始時に宣言する事。
自身が水晶の瞳の中で引いたカード7枚からchoiceダイスを振る。
選ばれたカードの効果をシナリオ中1回だけ使用する事が出来る。

choice[愚者,隠者,審判,太陽,戦車,魔術師,女教皇]
青砥:たにゃさんのおかげだぜ……
青砥:ありがとう……
GM:へへ……青砥さんのタロット結果ぽちぽちするのと最後の描写たのしかった……
GM:こちらこそありがとう!!!
青砥:たのしんでもらえたなら、よかった……
GM:タロット怖いね。。。。。。
青砥:こわすぎたね……
GM:ふふwwwwwwwwww
GM:BBSはまたのちほど! お待ちくださいませ( *´艸`)
GM:ログとって自由解散です!!!!!
GM:ありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
青砥:こちらこそありがとうございましたーーー!1
青砥:たにゃさんいっぱいすき
GM:わたしもうしさんいっぱいちゅき
青砥:(*´▽`*)

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