窓の中2012/02/07四角く切り取ったきみは
肖像画みたい
小さな手をふるきみが
なみだをこらえようとしてるのをみて
ぼくは、はなのおくが、つんとした
きみが行ってしまう
きみは左で、ぼくは右だ
ドアが閉まる
ぽろぽろなみだこぼれて
こんなにきれいななみだを
ぼくはまだ流せるのか、
驚いたなぁ、驚いたなぁ
こんなにも寂しいのは、
とてもとても楽しかったから
きみの温度があたりまえになっていたから
こんな寂しい気持ちを知ってるぼくたちは
いっぱいお互いを想い合えるね
貴
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