わたしのじゃない
2012/10/29

君の背を追った
傍にいたくて
手を繋ぎたくて

君はいつだって笑うから
私は赦されていると
勘違いしてた

甘えてたの

言わなくてもわかるでしょ
って
わかるわけないのに

君は私のことをいつもいつも
大切にしてくれたね

でも優しさも愛も
あの子の身代わりでしかなかったね

私は気づかなかったし、
気づこうともしなかった

自惚れてたの

愛されてると思っていたから
わざわざ伝えなくたって、
そう思ったのよ

君は友達としか思ってなかったのに

優しさも愛も
私の物じゃなかったの


春柚




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