時間の魔法
2012/03/11

神様が僕らに魔法をかけた

ふたりでいるとき

楽しいときは

時間があっという間に過ぎ去るように

ひとりでいるとき

寂しいときは

時間がゆっくり過ぎるように

僕は神様に文句を言った

どうしてそんな意地悪するの、って。

神様は口をとがらせ、こう言った

だってその方が、いっしょの時間をもっともっと、大切に想えるでしょう?

ひとりの寂しさを知っているふたりは、お互いのことを、もっともっと想い合えるでしょう?って。

僕は一度だけうなずいて

ありがとう神様、僕は僕の愛する人をいっぱい大切にするよ、って微笑んだ






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