メイドの日
「………」
「またトリオン体の設定が勝手に変わってる…！今度は誰…！」
「あ、俺俺ー」
「犬飼先輩！！」
「いやー思った以上に似合ってるよ紅葉ちゃん。細身だから何でも似合うよねー」
「え、あ、ありが……じゃなくて…！」
「二宮さんもそう思うでしょ？」
「…………ああ」
「っ！！」
「これは通常のメイド服だから今度はミニスカメイド服にしてみようか」
「ああ」
「何で二宮さんが答えてるんですか！しかも即答…！も、戻して下さい！」
「えー似合ってるのにー？」
「う、うるさいです…！」
「今日はメイドの日だしそれでランク戦してみたら？」
「絶対嫌です！」
「出水も喜ぶよ？」
「意味分かんないんですけど！？」
「……紅葉」
「は、はい…」
「今日、服でも買いに行くか」
「え？」
「ランク戦は後だ。今から行くぞ」
「今からですか？何でそんないきなり…二宮さん？」
「ご主人様、だろ」
「…っ、ばかじゃないですか…！」
「ふ、行くぞ、紅葉。服買ったら俺の家だ」
「……は、い…」
「二宮さん。もしかしなくても……」
「犬飼先輩？どうしました？」
「辻ちゃん、俺余計なことしちゃったかも」
「いつものことですね」
「ははーひっどいなー。まあとりあえず、二宮さんの変な性癖の扉開いたのは確実かな」
「は？」
他の人がいるとデレない紅葉ちゃんにリアルにメイド服買ってお家で楽しむ男、二宮匡貴。
ダメだメイドはえろい。
[ 51/56 ][＊prev] [next＃]
[mokuji]
[しおりを挟む]