お姉さんと海ちゃん
チャイルドトリガー(海ちゃん)
二宮君と海ちゃん
准君におんぶされてるのは、海ちゃん
「いやだー!!おにいちゃんといるー!!」
「ごめんな?お兄ちゃん仕事だから二宮さんといてほしいな?」
准君からなかなか離れようとしない。
「海、こっちにこい」
二宮君はいつものように、呼ぶけれど・・・。
「いやーー!あのおにいさんこわいもん!!うみ、やだー!」
思わず笑ってしまったが、確かにこの年齢の子から見たら、そうだろうな。怖いよね。
しかたない、助け船をだしてあげようか。
海ちゃんのそばにより、こんにちは!と声かける。
あまり人見知りはないみたいですぐにこんにちはって返してくれた。
「あのお兄ちゃん、まさたかくんっていうんだけど、雪だるま作るの上手なんだよ、海ちゃん」
「ゆきだるま??ほんとう??」
「ああ、二宮さんは上手だぞ!!」
准くんの背中から降りた彼女は二宮君を見上げた。
「ゆきだるま、つくってくれる??」
とパンツの裾を握って、こてんと首をかしげる海ちゃん
その表情にしばらく固まるも、持ち直したのか、ああ作ってやる。と海ちゃんを抱き上げて、訓練室へとむかっていたった。
准くんと顔を見合わせて、ほっとする。
後日、二宮君からお礼が届きましたとさ!
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