お姉さんと氷麗ちゃん


交互でくるってことは、次は彼女の番なわけで・・・。
迅君から、氷麗がくるよって聞いたのが今朝。

来るんだったらと思って作ってきたのは白くて小さくて1口サイズのプードルネージュ。

紅茶を用意して、あとは・・・と思ったらタイミング良くノック音。
どうぞー!と返事を返すと、こんにちは!と氷麗ちゃんが入ってきた。

あー!!机に並べたそれを見て笑顔になる彼女。
「氷麗ちゃんが来そうな気がして、作ってみたんだ。さ、お茶しようか」

今日は何の相談かな?と聞いてみると、この前食べた塩レモン鍋が美味しかった!とわざわざ伝えに来てくれたのだ。

「悠一の鍋のバリエーションが増えてるのってずるいんだよ〜」
私作るのがなくなっちゃうから、教えるのは私だけが良いな?と可愛いお願い

まさかこう来るとは・・・。

そのお願いを迅君にした方が絶対喜ぶと思うのに。
むしろ、氷麗ちゃんが彼のために作ることに意味があるから

うん、そうするね。と答えるとありがとう!!と満足なお返事が返ってきた

可愛い子のお願いだし。もし来たら彼には別のメニューを教えよう。

今日食べたプードルネージュとかね。



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