如月姉妹if

前書き

cherryblossomの管理人、紅羽ちゃんより頂きました!

紅羽ちゃん宅の夢主ちゃんの名字が如月で、ウチの太刀川連載の夢主ちゃんの名字も如月だ、ということで、2人が姉妹だったらというifです!

管理人だけが楽しいものなので、ご注意下さい!


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1、如月姉妹IF


「蓮華だけずるい!」
師匠ーー太刀川慶との模擬戦が終わって、お姉ちゃんから開口一番に言われたのはそんな言葉だった。
「太刀川さん、私とは今でも模擬戦してくれないのに!」
「…そんなこと言われても」
別に私、師匠と模擬戦しに来た訳じゃないんだけど。

そんなことを言えば火に油を注ぐだけなのは分かっているから口をつぐむ。
今日は、忍田さんから呼ばれて本部に来たはずだったのに。
ワンオフトリガーを使い始めた事を聞き付けた師匠に訓練室に連行されたあげく、気がすむまで模擬戦に付き合わされた私の身にもなって欲しい。

太刀川さん大好き!なお姉ちゃんには分かってもらえないらしかった。
「蓮華、私とも模擬戦しなさい!」
挙げ句の果てにそんなことを言い出す始末。
どうしてそうなった。

この後、こちらへ向かってきた師匠とお姉ちゃんの痴話喧嘩に付き合わされた上、何故かたまたま本部に顔を出した烏丸先輩も巻き込んで2対2の模擬戦に付き合わされたのだった。


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2

“今日の京介くん”
お昼休み、そんなタイトルで蓮華に送られてきた春からの写真。
そこに写っていたのは高校での烏丸の姿。
(お姉ちゃんは烏丸先輩と学校でも会えてずるいなぁ)
そんなことを思いながら、そっとその写真はプライベートフォルダに保存する蓮華なのだった。


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3

お前ら、苗字も一緒だし戦闘スタイルも似てるんだな。
出水先輩のその一言に、姉妹ですからと返すと、驚愕の余り固まってしまった先輩。
「言ってなかったの、お姉ちゃん?」
「あれ?」
言ったつもりだったんだけど、なんて笑うお姉ちゃんに、あきれた様子の出水先輩。

「聞いてねーよ」
「ついでに蓮華は太刀川さんの弟子ですよ」
「は!?お前らとんだビックリ箱だな」
乾いたように笑う出水先輩に、首をかしげるしかできなかった。

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