MHA
 xxx

「俺に嘘ついたンか」
彼は苦しそうにそう言った。
憎悪ともショックが混ざりあったような顔。敵に向ける゛それ゛と同じもの。
「違うの、私───」
そう言って彼に伸ばした手は、届く前に振り払われる。
「触ンじゃねぇ…!!!」
悔しさが滲む、その声と表情に 心がとても締め付けられたんだ。私は彼を傷付けた。
…だから この手が彼に触れることは、もう二度と無い。昨日まで 絡み合って寄り添った温もりは 二度とかえらない。

「………さよなら、爆豪くん」


さよなら 私の大好きな人

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