「涼野と南雲の可能性を探ろう」企画
●その１：味覚
「おい風介、なんだその赤い物体は」
「タバスコご飯だ」
「激辛好きっていうレベルじゃねえぞ！！？」
「美味しいんだよ？食べてみなよ」
「やめろ近付けるな馬鹿！あだだだなんか目に沁みる！！」
「ほんとに美味しいのになあ……」
「俺には激辛マニアの気持ちは分かんねえよ」
「それは残念だ。……ところで晴矢、君が持ってるそれは何なの」
「あ？チーズケーキとチョコレートケーキだけど？」
「………なんでホールなの？」
「ホールじゃねえと食った気しねえだろ？」
「私には甘味マニアの気持ちが分からないな」
辛党涼野さんと甘党南雲くん
●その２：心霊現象
「な、なあ風介……」
「なんだ？」
「お前、オバケっていると思うか……？」
「ぶふっ！な、なんだ晴矢、君オバケなんて信じてるのか？」
「ち、ちっげーよ！さっき茂人たちとホラー映画見てて、そんで気になっただけだっつーの！」
「ははあ、つまり怯えてるなうなのか」
「だから違うって……！」
「そこの物陰に足の無い女の人が、」
「ぎょわああああああああああああああああ！！！？」
「怖いんじゃないか」
「うあああー……そうだよ怖いんだよ！！てか、風介は平気なんだな」
「私は自分の目で見たものしか信じない主義だからね。まあ、どうせなら見てみたい気もするけど」
「は？なんで」
「幽霊が見えるって格好良いじゃないか。特殊能力みたいで」
「中二病乙」
幽霊面白い涼野さんと幽霊怖い南雲くん
●その３：くしゃみ
「ぶえっくしょい！！」
「お前のくしゃみうるさっ！？ちゃんと口塞いでくしゃみしろよ……」
「こうしないとスッキリしないんだ。仕方ないだろう」
「汚いだろうがよお……。う、……へっくち！」
「！！？」
「あ゛ー、お前のがうつった……。って何だよ、その顔」
「い、今のは何だ……？くしゃみか……？」
「くしゃみ以外の何なんだよ」
「やめろ、改善しろ、イライラする」
「それはこっちのセリフだ馬鹿」
おやじっぽいくしゃみする涼野さんと女子高生みたいなくしゃみする南雲くん
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