イイ子になれるように教育しようか
※アンケコメ:今吉に嫉妬される
※クラスメイトで彼女
「お仕置きや」
言うたやろ。ワシは案外嫉妬深い、て。悠は「翔一はいつも私を子供扱いする」とか文句ばっか言うけどな、本当にお前は子供や。しょうもないお子様や。三歩歩いたら物を忘れてまう鶏みたいな頭してる訳じゃなし。学習能力がない訳やないやろ?せやのに、どうしてかな。ワシの目の前で他の輩と楽しそうに話して盛り上がって。一度言った事を理解する子供なんか居ないの分かっとる。でもワシの性格はこうやで、って何十回も言うたぞ。お前いくつや。子供扱いされとうないなら覚えたらどうやねん。そんなんだから子供扱いしてまうんや。
「―っ、 ぅ」
「阿呆、外そうとすな。何の為につけたと思うてるん」
強引にした猿轡を外そうと躍起になる悠の手の甲を叩くと、大人しく一つにまとめて拘束されとる腕を引っ込めた。叱られた犬が怯えるような目でこちらを見上げる様は、庇護したくなるような雰囲気を醸している。せやけど可哀想に、とはこれっぽっちも思わんで。こうなる原因は悠にあるんやしな。
「息、苦しいんちゃうやろ」
口開いたらすぐ謝罪の言葉が出てくる。悠はたまに大して悪くもない癖にほいほい謝る。悪い癖や。桜井やあるまいし。いや桜井ほどじゃないがな。それは置いておいて。今回はお前が悪いんやで。説教も兼ねて教え込んだろう。
「ん、んう」
「言いたいことがあるんなら、言わせたる。今じゃないけどな」
「…」
「とりあえず、服脱ぎ」
「!」
反抗するん?と語気を強めながら迫ると頭を横に振った。そうそう、大人しく言うことを聞くのが一番。いそいそとボタンに指をかける悠を眺めながら思った。まじまじ見られているのが気になって、こっちを盗み見るけど知らん。これは罰みたいなもんやからな。子供はちょこっと痛い目をみないと学ばないっていうしな。今日は精々お勉強しいや。そうこうしてる間に、ボタンを外しきった悠がシャツを脱ごうと体を捩っていた。あ、忘れとったわ。その状態だとシャツ脱げないわな。手間取る悠の動きを制して、頭を撫でながら囁く。
「ええわ、無理せんで」
「う?」
「スカートも脱ぎにくいやろうから、下着だけで勘弁したる」
「んっ!?」
大袈裟に驚きの声を上げてワシから距離を取った悠はその勢いのままベッドから転げ落ちた。逃げられるとでも考えたんやろうか。ほんまに阿呆や。足枷がついてること、忘れてるんか。
「んーっ!」
「何を今更そんなに怖がってるん、悠」
お仕置きって言った筈やけどな。これからまぐわうってことは理解しとるよな。しかし下着脱ぐだけで大仰やのう。暴れる悠をひょいと抱え上げてベッドに運んで、逃げ道を塞いだ。それ以上暴れるんなら堪忍袋の緒が切れるで、ワシも。壁際に追いやって、尻餅ついた状態で膝を立たせる。どうにか下着が見えない姿勢になっとるけど、動いたら多分丸見えや。
「ほら、さっき言うたやろ。下着だけでええ」
「……っ」
「悠、いい加減にしいひんと怒るで」
「ん、く…」
スカートの中に手を差し込んで、ほんの一瞬動きが鈍くなった。超至近距離で見られているのがあまりに恥ずかしいのか、瞳から涙が伝った。それでも観念したのか、下着を脱ごうと動き出す。抵抗なんかするからや。そう言うと益々涙を溢れさせる。これで猿轡がなかったら延々と、ごめんなさいもうしない、の一点張りなんやろうな。口で言うても無駄やから体に教え込むしかないやろ。悠は、のろのろと足枷のない片方の足から下着を取り払った。必然的に残りの足に下着がぶら下がってる状態な訳やけど。エロいな。
「やれば出来るやないか」
「、ん、ん」
「しかも準備万端やしな。優秀優秀」
「っ!」
しゃくり上げる悠のそこに入り込むのが簡単すぎて拍子抜けしてしもたわ。ぐっしょり濡れとるってどういうことなん?
「悠はこういうプレイが好きなんか」
「ん、うっ ふ、」
違う。必死に頭を横に振って否定する悠と正反対に、下半身は心地良い体温で指を締め付ける。二本の指をあっさり飲み込んでる中を指先で引っ掻きながら親指で豆粒大のしこりを撫でてやったら、悠は膝を震わせて更に指を締め上げた。敏感なんやなあ。泣きじゃくる顔が可愛くてしゃあなくて、そればかりやってたら掌に水がかかった。あらら、吹きよったで。
「いやらしいやっちゃ」
「っ」
「ちょこっと指で撫でただけでこんなん出るん?」
「ふ、ん んっ」
「いっぱいしたらどうなるんやろな」
「んっ」
本当はワシの手を引き剥がしたいんやろうけど、したら怒られるのわかっとるからスカートを握ってやり過ごす悠。必死に堪えとけば終わると思うてるらしいな。
「気持ち良さそうな顔しとるで」
「っ ふ」
指でしこたま苛めたあとからが、本番なんやで。まだまだこれからや。
イイ子になれるように教育しようか
(ワシの言うことをしっかり聞く子にな)
20121128