愉悦
※腹黒彼女(if設定で原の彼女)
※原と古橋で3P
※ついったで原と古橋の3Pはありですかと私に火をつけてくださったありすさんありがとうございます(五体投地)
呑気な口調でサラッと言い放った言葉が、酷く下卑ているのにその匂いがしない。
「女の後ろの穴って案外良いもんだよね」
「何だ藪から棒に」
「掛川ちゃんのがなかなか締まり良くてさ」
「……」
「優等生と言ってもやっぱ女だよね」
「そりゃそうだな」
「ちょっと弄るときゃんきゃん啼くんだよ」
「へえ」
「毎度毎度抵抗するのもそそる」
「まあ、あの性格じゃ、するんだろうな」
「体勢変える時なんて一番油断出来ない」
「へえ」
「イく時でさえするからね、エロい動きする癖に」
「それ山崎が聞いたらトイレに駆け込むな」
「で、話は戻るけどさ」
「ああ」
「興味ない?後ろの穴」
「…言いたいことがドストレート過ぎて返答に困るな」
「本音を言うと、後ろに入れられた時の前の反応がどんなのか知りたいだけなんだけどね」
「掛川は、お前の彼女だろ」
「そうだね」
「他の男と一緒にシようとする考えが理解出来ないな」
「まーたそんなこと言って。我慢は体に毒だよん」
そんな義理堅いこと言って、今の時代じゃ流行りませんぞとへらりと原は笑う。快感に、肉欲にとことん従順な原に付き合わされる掛川を不憫に思ったのもほんの束の間。溜まってるんじゃない?という問いかけに、ちょっとした好奇心から首を縦に振った。
*
「あ、や あっあ」
結構がつがついくね。乱暴じゃないけど、動きが優しくない。粗暴ってわけじゃないけどなんだか野生っぽい。普段の古橋からは想像出来ないような感じ。古橋ってこういうに女を抱くんだーって、彼女を、悠を上に乗っけて下から見ながら思った。反抗しないように古橋にしっかり腕を掴まれてる悠は、突き上げられる度に体を駆け巡る痺れを必死にやり過ごそうとしてる。辛うじて自由な足先手先が忙しなく動いてる。
「、あっ…はな、せ…」
「無理だ」
「この期に及んでまぁだそんなこと…」
「…っ!」
ゆさゆさと腰を前後に動かすと、冷たい視線はどこへやら。悠の目付きが忙しく変化する。五感を働かせないように目をぎゅうと閉じる。かと思えば恥ずかしい声を出さないように歯を食いしばって、ベッドの端を凝視して意識を保ってる。大きすぎる快感に体が追いついてないくて混乱してるの?今日は俺一人じゃない。古橋もいるし。しかも俺以外のやつが後ろに入れるの初めてだしね。そもそも一緒に塞いじゃうことがあまりないからね。あれ、なんか興奮する。
「ねえ、悠、気持ち良い?」
「だ、れが 答えるか っ」
「答えるまでも、ないんじゃないか」
様子を見てれば馬鹿でも分かる。古橋が背後から声をかけると、悠は心底恨めしそうに唸った。黙ってろ、そもそもお前は何を当たり前のようにここにいる。とかなんとか言い出しそうだったから、ごりごりと奥の方を捏ねくり回してやった。あらら、代わりに雌猫みたいな声が出た。
「ひゃあ…っあ!」
「お、締まった」
「こっちも」
「ひ、ん う、」
みっちり隙間なく密着してるからこそ分かるんだろうね。入り口が開いたり閉じたりして、収縮してるのが伝わってくる。うっわあエロ。滑りも良いし感度良好、後ろでイくとどんだけ締まるんだろう。下半身、欲の塊の期待感が高まる。
「原、ちょっと掛川を支えてくれ」
「あいよ」
「あんた、ら いい加減にしろ…っ!」
「いい加減にしろって、言われるほどのことまだしてないんだけど」
甘いなあ、こんな機会滅多にないんだから色々試すことがあるんだってば。悠が二回目を許してくれるなら話は別だけど、百歩譲ってもそれは有り得ないから。たった一度でどこまでデキるのかな。すっげえ楽しみだよ。
愉悦
(心から楽しみよろこぶことにしよう)
行為の時だけ下の名前で呼ぶ原に激しく萌える。
20130227