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シリアスなんて消えちまえー、どうも詩織だよー括弧キリッ括弧閉じ!!今日はな、なんと!!!みんな大好き氷帝学園の一日マネジ体験をするよ!どんどんぱふぱふー…。


「全くもって嬉しくなぁい!!!!」
「怒っている詩織も可愛らしいですわぁぁぁああっ!上条!!この可愛らしい姿を後世に伝える為に今すぐカメラの用意を!!!!」
「はい伊織お嬢様!!」


因みに上条さんはいおちゃんのボディーガード兼執事さんだ。主な仕事内容はいおちゃんの送り迎え・わたしの盗撮・いおちゃんとわたしへのラブレターの排除…etc。不思議だよね。盗撮とかナチュラルにやっちゃってんだよ?気が付いたらいつのまにかいるんだよね、この人。真面目にボディーガードしてろよ、ばぁか。


「ね、いおちゃん…わたしなん、で呼ばれた…の??」
「あぁ、詩織はきっと神の創った最高傑作の人間のうちの五本指に入りますわね!!…はっ!!いや寧ろ天使なのでは。詩織に殺されるのなら本望ですけどそうすればこの天使に薄汚い虫どもが近づきますね…。それは私耐えられえませんわ。もういっそ一生私の傍に…うふふふふふ」


怖い。はっきり言って、最近ヤンデレ度がアップしてると思うんだけど…なんでだろ??


「相変わらずだな、伊織」
「ふふふふ…、あら跡部様いつの間にこちらに??」
「さっきからずっといた」
「存在感が薄すぎて気付きませんでしたわ。日頃からそうして下さればいいのに…」
「そこも相変わらずだな!!??」
「その汚い口を閉じてくださいませんか??跡部様に構う暇があるなら詩織の可愛らしい姿と声を聞きたいのです。貴方様ごときに邪魔されたくないんですの」


うわーぉ。いおちゃんの無表情って怖いよね。元々中学生に見えない位の美人さんだから怒ると迫力満点!!あの俺様何様跡部様がタジタジだよ、ざまぁ。
あ、別にわたし跡部くんが嫌いなわけじゃないんだよ?いおちゃんをわたしから引き剥がそうとするのはぶん殴りたいくらい大嫌いなんだけど、キャラ…性格的なものは面白いよね。


「厨二乙…(ボソリ)」
「あーん?なんか言ったか、日吉姉」
「……なにも、言って…ない」
「跡部様!!詩織に話しかけないでください!!むしろこの子の視界に入らないでくださいますか!?詩織が汚れます!!」


きゃんきゃん叫ぶいおちゃんは相変わらず元気だ。
って言うかね…。


「(わたしなんでここに呼ばれたんだろ??)」


急遽説明求ム


なーんちゃってね!!
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