どうも、九条凛くんです。気軽に凛ちゃんって呼んでね☆ω☆キャルルーン


とまぁ、冒頭の挨拶はこれでいい感じ??いや笑い上戸って言ってもさ、常に笑ってるわけじゃないんよマジで。
ちゃんと真面目にするときはするし、オンオフの切りかえってゆーの??そんなことはお茶の子さいさいって感じだし。

いやぁ、やっぱおれって完璧じゃね??あっはははははははは…はぁ。


「そろそろ本題に入りたいのですが、耳は聞こえていますか??」
「…おけーおけー、大丈夫。耳はいたって正常だし、なんなら頭も正常だよ。で、天城院さんは何の用でおれを呼びだしたのかな??」
「単刀直入に言います。貴方達の関係についてお聞きしたいのですわ」
「それは拒否権ってーのはないわけ、か。因みに嫌だと言ったら??」
「そうですねぇ、ギリギリ合法な手段までなら使う覚悟ならありますわね。あ、それは勿論裏の方面での合法ですわよ」


なら表ではバッチリ違法って訳ですね、分かります。

気付かれない程度に溜息を吐いて何でこうなったかを思い出した。



***
その日のおれは可愛い可愛い幼馴染の詩織に会いに氷帝学園に来ていた。
まぁ普通に出会えて、めちゃめちゃに構ってから兎ちゃん達がお怒りの電話をしてきたのでご機嫌をとるためにカフェに入った。

あの二人は単純だから甘いもんでもあげればまぁ大丈夫だろ。

兎ちゃん用にいくつかケーキを買って、自分用にコーヒーとベリーたっぷりのタルトを頼んでのんびりとお茶タイーム!!

に入ろうと思ったら…。


「西条、さんですわよね。少しお時間いただけませんか??」


あれホットコーヒーがアイスコーヒーになったぞ??


いつの間にかお客でいっぱいだったカフェは、おれと詩織の親友である天城院伊織飲みになっていた。
おい、店員も逃げてるとか…!!仕事サボってんなよ、笑えねぇな畜生。


「あー…因みに拒否権は??」
「貴方にあるとでも思っているのですか」
「ナラ、ショウガナイネー」



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