そんな陽の冷静な言葉はいつものように無視された。
わかっていたのか陽はふうと息を吐いてから二人に飯の用意もうすぐできるから手を洗ってこいと言って作り途中の料理のもとへ戻る。
いったいウインディの姿でどうやって作っているんだろう。その疑問は突然の爆発でかき消された。


「なあ、刹那」

「……うん、シルバーちゃん」

「「自慢のポケモンだけど、もうちょっと客観的になってほしいね」」


さっきまで親ばか丸出しで手持ちのことを言い争っていた自分たちを棚に上げ。
原型の姿でどんぱちと技を繰り出しどっちの主人の方が可愛いか言い争っている我がポケモンたちに途方にくれながら二人がそう思ったのは言うまでもない。


Which?
(自慢してもらえるのは、嬉しい……けどね)
(あきらかに主観的意見だよな、それ)
(……なんでこうなったんだよ!お前らトレーナーなんだから止めろよ!)
(陽のくせに刹那に命令してんじゃねえ)
(ヘタレが勝手にマスターに指図しないでほしいなぁ)
(結局俺がとばっちりうけるって落ちなんだな!!)
(可哀想だな……)
(陽ちゃんだもん!いつも通りだよ!)
(可哀想だな!!)



/
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -