デートともいえない何か(千鶴と黛)


デートの当日、私は数少ない私服を着て、薄く化粧をして待ち合わせ場所に。寮生活で部活をしてるとあまり外へ出る機会がないからこうしてお洒落をすることなんて滅多にないのだけれど。

アイボリーのタートルネックのセーターに、膝丈のベージュのフレアスカート。黒のショートブーツはこの間のデートで千尋がくれたもの。胸元が少し寂しいからパールのネックレスも付けよう。後は髪をアレンジするほどの器用さはないので白のニット帽で許して欲しい。意外に千尋は私の服をよく見てるしお洒落なんですよ。まだまだ春は遠いから黒のロングコートを羽織って、完成。

待ち合わせ場所に行くと千尋は既に来ていました。来てるか来てないかの確率は半々でしたけど、今日は待っていてくれたんですね。

カーゴパンツに青のチェックシャツに白のセーター。足元はハイカットのスニーカー。シンプルなコーデだからこそ元の良さが際立つんですね、イケメン爆発ですよ。まぁそれが自分の恋人だと思えばつい笑みを浮かべてしまうのは許してください。

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