何やら女子たちはソワソワし始めているように見えなくもない。
思えばもうすぐバレンタインデーで、女の子にとっては好きな男の子にアタックする勝負の日。
だからまだもう少し先にも関わらず皆張り切っているんだろうと思う、多分。



「もうすぐバレンタインですよ。祐希くんはいっぱい貰うんだろうね」

「どうでしょう」



最近よく部活に来てくれる祐希くん。
ゲームに集中しているみたいだけど一応返事はしてくれる。
ただ、ゲームをしているからなのかそうじゃないのかは分からないけど、彼はバレンタインデーというものに興味は無さそうだ。



「毎年いっぱいもらってるんでしょ?」

「そんなでも。ぼちぼち」

「じゃあ今年は豊作だよ絶対」

「…何でむむむさんがそんなに嬉しそうなの」







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