※来神4人組





「か、門田、今お前が飲んでるソレってもしかして」

「ん?ああ、何か新発売だとか何だとかでコンビニで買った」

「発売直後から売り切れ続出と噂の『激ウマ!桃バナナカルピス』じゃねえか…!」

「商品名に激ウマって入ってるなんてハードル高いね」

「イライラ」

「でも確かに美味いぞ。欲しいなら一口飲むか、静雄?」

「えっ、い、いいのか…?」

「イライラ」

「遠慮すんなよ。ほら」

「じゃ、じゃあ…」

「アッー!!ちょっと何してんのさ、シズちゃんもドタチンもーっ!!」

「わ、何なの臨也いきなり!びっくりした!」

「いきなりじゃないし!さっきからずっとイライラ言って不快感を表してたし!」

「さっきから間にちょいちょい入ってきてた台詞はお前か」

「ていうか擬音を口で言っちゃう奴ってイタイよね」

「今はどうでもいいんだよ、そんなこと!今本当に大切なのはシズちゃんとドタチンが間接キスしたってことでしょうが!」

「それこそ、どうでもいいよ」

「間接キスぐらいで騒ぎ立てるなんて小学生か、コイツは」

「何言ってるのシズちゃん騒ぐに決まってるじゃん!お、俺のシズちゃんの神聖な唇がドタチンが咥えたストローに触れるなんてっ…あ、ああああ想像しただけでおぞましい!」

「最早病気だね、臨也」

「全力で気持ちわりぃな」

「何か悪いな…俺の軽はずみな行動で、こんなことになっちまって」

「いや、まさかアレでこんな事態になるとは誰も想像してなかったと思うよ」

「そうだぜ、謝るな門田。全ての原因はこのノミ蟲の頭がアレなせいだから」

「ちょっと俺を悪者扱いするの止めてくれる!?」

「悪者じゃねえ、異常者扱いだ」

「…いや、どっちにしてもだよ!俺をこんな風に狂わせたのはシズちゃんがあまりに魅力的すぎるせいなんだから、こんな俺に同情するならちょっとそこでズボン脱いでM字開脚でもしなよ!」

「聞こえんな」

「ていうか無いよね、同情の余地」

「…そろそろ殴ってもいいと思うぞ、静雄」

「お、珍しい。門田くんからお許しが出たよ」

「よし、じゃあ遠慮せずいくか」

「えっ、ちょっと待っ…、ぎゃー!!」








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