【伊達・純愛攻め × 幸村・襲い受け】

伊達の属性
ゴージャス
単細胞

幸村の属性
女装
天才肌
小悪魔
遅刻魔


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「幸村さま、疑ってるの!?」
「え?あ、いや――」
「だったら、どうしてそんなこと言うの?」

伊達につめ寄られ、うろたえる。

何気なく口にしただけなのに、どこが気に入らなかったのだろう。
大きく見開かれた伊達の瞳に、たちまち涙が盛りあがる。

「俺、童貞だもん。エッチなんて、したことないもん!」

もちろんそんなことは、幸村だってわかっている。
伊達はこれまで女の子と付き合ったことはなかったはずだし、普段の様子を見ていても、そういう大人びた行為とは無縁の少年だ。

「ひどいよ、幸村さま……」

感情を昂らせ、グスグスとしゃくりあげだした伊達に、幸村はあわてた。

「ちょっと、なに泣いて――」
「だって、幸村さまが……俺が童貞じゃないって……」
「誰もそんなこと言ってないだろ!?」
「でも、疑ってる口ぶりだったもん!」

あれ、そうだったかなと考えこんだ幸村の耳に、信じられない台詞が聞こえてきた。

「俺、童貞は幸村さまにあげるって決めてるのに……疑うなんてひどい」

すすり泣いての告白は、ますます幸村を狼狽させた。
あまりに身近すぎて、これまで意識したことがなかったから、まさに青天の霹靂。

(伊達そんなことを考えてたなんて――)

心臓がパクパクと音をたてる。
驚きのせいばかりでなく、幼なじみに対しての、妖しいまでの昂りも生じていた。

と、ふいに表情を引き締めた伊達が、その場にすっくと立ちあがった。
何事かと見守る幸村の前で、いきなり半ズボンを下げ、ブリーフを脱ぎおろす。

「お、おい――」

制止する間もなく、清楚な白の下着はするすると脚を下った。
伊達は片足だけを抜くと、真剣な目で幸村を見おろす。

「俺が童貞だっていう証拠、幸村さまに見せてあげる」

〜『伊達祭り!』より〜







▼あまりにもツッコミ所だらけすぎて、
まーくんブリーフ派だったんだね!
っていう超どうでもいいツッコミしか寧ろ入れられません。
色んなジャンルの色んなキャラで遊んでみましたけど、これ以上の秀作は無かったです(笑)