「やあ、ハニー久しぶり!元気だった?相変わらず可愛いね!」 「………」 「ちょ、シカトは止めてシズちゃんシカトは」 「え、あ、俺か」 「そうだよ君だよ」 「誰がハニーだ、きめえ。死ね寧ろ殺す」 「シズちゃんも俺のことダーリンって呼んでくれてもいいよ」 「お前も大概ひとの話聞かねえよな」 「そんなシズちゃんに今日は俺からプレゼント!はいどーぞ!」 「…どうせまた下んねえもんだろ」 「下らなくなんかないよ?シズちゃんが前から欲しがってたものだからね」 「え、ちょ、マジでか」 「もちろん!俺の精液の瓶詰めだからね!嬉しいでしょ」 「燃えるゴミ…いや、不燃ゴミ…」 「あげた側から分別考えないで!」 「お前マジ頭湧いてんのか。いらねえよこんな汚ねえもん。いつ俺がテメエの精液欲しいっつったんだよ」 「だってシズちゃん、俺との赤ちゃんが欲しいって言ってたから…」 「それ、ぜってえ幻聴」 「だから俺の精液でシズちゃんを孕ませてあげようと…」 「産めねえよ。つーか孕まねえよ」 「そのあたりは愛の奇跡で何とかなると思うな!」 「そもそも愛がねえから無理だな」 「シズちゃん、俺そろそろデレが欲しい」 「つーかお前ガキとか嫌いなんじゃねえのかよ」 「五月蠅い子供は好きじゃないけど、シズちゃんと俺との子なら絶対可愛いよ!もう名前だって決めてあるんだから」 「俺の意見ガン無視だな」 「名前決める時って、父親と母親の名前から1文字ずつ取って付けたりするでしょ?」 「あー…、何か想像ついた」 「だから、男の子なら名前は『臨雄』に決まりだね」 「何でそっち取っちゃったんだよ」 |
ちょっとびっくりするくらいオチなかった。 |