※ショタ臨也
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原因不明の超ミラクルな現象で俺が幼児化してしまったのが数日前の出来事。
言い様のない不安に襲われている俺などお構いなしに、臨也に強姦まがいの行為をされたのも記憶に新しい。
その翌日に目が覚めると何の前触れもなく俺の体は元に戻っていたものだから、昨日のアレは何かの夢だったんじゃないのかとすら思ったが、元に戻った俺の姿を見た臨也が明からさまに残念そうな顔をしていたからきっとあの漫画のような出来事は夢じゃない。(とりあえず臨也は渾身の力を込めて殴り飛ばしておいた)

まあそんな馬鹿みたいな事象が俺の身にも起きていたのだから、
多少のことには驚かない自信があるし無理矢理にでも納得できるスキルを持ち合わせているとも自負している。
たとえ漆黒のバイクに跨り池袋を疾走するライダーに首が無かろうと、
たとえ片言の日本語で呼び込みをする寿司屋の黒人に殺人的な能力を持つ傭兵だった過去があろうと、
たとえ恋人が突然幼児化してしまおうと。






「画面の前の皆さまへの状況説明は済んだ?シズちゃん」
「…人のモノローグ読むんじゃねえ」


俺の目の前には、サラサラの黒髪を揺らして首をかしげる小学生男児。
これが数日前に俺を強姦しかけた恋人であるとはにわかに信じがたいし、いっそのこと夢であればと思うが悲しいほどにこれは現実だ。頬を抓ってみても確かに痛い。


「つーか、お前ずいぶん余裕じゃねえか。怖くねえのか」


明らかに10年は時間を遡っているだろう姿をした臨也は、目が覚めて自分の身に起きた出来事を確認した時から少しも慌てた素振りを見せない。


「まあ、どうせそのうち元に戻るだろっていうのは、シズちゃんの件で分かってるからね」
「そんなの今回はどうなるかなんて分かんねえじゃねえか」
「その時はその時でもう一度人生をやり直せるとでも思うことにするよ」


それに見ためは子供頭脳は大人なんてどっかの漫画のキャラみたいで格好いいじゃない?
なんて冗談だか本気だか分からないようなことを言って、にへらと笑う臨也は本当に自分の身に降りかかった災厄など微塵も気にしていないようだった。

しかし、ソファに座って床に着かない足をブラブラとさせている臨也は確かに可愛い。
普段は憎たらしい以外の何者でもないコイツも、言動は全く変わらないのに外見が幼くなっただけで愛嬌があるように見えるのだから不思議だ。
何となくこう、頭を撫でくり回したくなるような、ぎゅっとしてやりたくなるようなそんな衝動が湧き起こって、数日前の臨也もこんな気持ちだったのかななんて思う。
いや、でも俺はコイツを犯してやろうとかそんなことは全くこれっぽっちも微塵も思わねえ。やっぱりコイツが外道なだけだ。

臨也の変態っぷりを再確認したところで、俺は頭を掻きながら口を開いた。


「…ま、お前がいいなら別にいいけどよ…」
「なあに、シズちゃん子供の俺じゃ不満なの?見た目はこんなでも俺シズちゃんを満足させてあげれるよ?」
「誰も、んな心配してねえよ。お前マジ頭湧いてんのな」


子供だろうか大人だろうがコイツの変態っぷりと年中発情期は健在らしい。
可愛らしい子供の見た目でとんでもないことを口走る臨也に呆れたように溜息を返すと、何を思ったか臨也は異様に目をキラキラとさせながらソファに座る俺の膝の上に乗り上げてきた。
あ、やべえ何か嫌な予感。


「シズちゃん」
「…んだよ」
「えっちしよう」
「帰る」


もれなく的中した俺の予感に嘆きながら立ち上がろうとすると、臨也が俺の腰にぎゅっと腕を回してきて身動きが取れなくなる。
気にせず振り払うことなんてもちろん俺の力では可能だが、さすがに子供相手に暴力を振るう気にはなれない。
例えそれが可愛い小学生の皮を被った変態な成人男性でも。


「大丈夫、俺ちゃんと考えてるから」
「なっにを……んぅ」


顔を押さえられて、キスをされる。
唇を舐められて、差し込まれた舌に口内を余すところなく舐め尽くされた。
されていることはいつもと全く変わらないのだが、口内を這いまわる舌の感触がいつもより小さくて柔らかい。
自分の半分ほどしかいっていないような年齢の子供に襲われている己の姿を想像すると、知らず知らず体が昂ぶった。
やべえ、これじゃ俺まで変態みたいじゃねえか。


「シズちゃん、乳首たってる」
「んっ、あ、はぁっ…」
「まだ触ってもいないのに…ねえ、こんな子供にキスされて興奮したの?」
「あっん!やぁっ…、やめ、臨也!」


シャツの上から胸の突起を捩じ上げられて、耳を塞ぎたくなるような甘ったるい声が漏れる。
確かにこんな子供にこんなことをされて、興奮しているのは認めたくないが事実だ。
両手で乳首をぐりぐりと刺激されながら、唇にチュ、チュ、と何度も吸いつかれ頭の芯がぼうっとしてくる。

ああ、もう何かどうでもいいかもしれない。
抵抗することを放棄した俺に、臨也は気をよくしたようで小さな手で俺の体を撫でまわした。
乳首、腕、指、腹、へそ、太もも、
段々と降下していく臨也の小さな手が俺の局部に辿り着く。


「あっ、や、そっ、こはっ…!」
「大丈夫大丈夫。俺に任せて、ね」
「っは、あっ、んんっ、あ、あ」


スラックスと下着を脱がされ、尻を割り開いた臨也の指が俺の中へと侵入してくる。
大丈夫、なんて言われたところでいつもの臨也ならともかくこんな子供に諭されたって少しも安心なんて出来ない。
そのまま指を出し入れされて、浅いところをぐちぐちと弄られ俺の口からひっきりなしに喘ぎ声が漏れる。
確かに気持ちはいいのだけど、いつも臨也にヤられなれている身としては子供の小さい手指では少し物足りない気が…って何言ってんだ俺。違う、違う。流されるな。

もうどうでもいいかもしれない、なんて投げやりになっていた俺に再び、こんな子供に貞操を奪われる危機であるということを思い出させたのは、小さいながらも確かに反応を示している臨也の股間だった。
こいつ、俺を満足させるとか何とか言ってたけど、まさか本当に挿れるつもりなんだろうか。
…流石にこんな子供に犯されるのは大人のプライドをかけて勘弁願いたい。


「や、あ、はぁっ…、ん、いざ、や」
「もう、そろそろいいかな」
「は、ん、臨也っ…、おま、え、なにっ…」


ずるりと指を引き抜かれ、焦点の合わない瞳で見遣ると、目の前の子供は実ににこやかに微笑んでちょっと待っててね!なんて言い残すとパタパタと何処かへ走り去っていった。
火照った体を持て余しながら身動きも取れずにぼんやりとしていると、またもパタパタと可愛らしい足音を響かせて戻ってきた臨也の手には、何やらどギツイ色をした物体が握られていた。
それを視界で確認して、脳がその物体を認識した瞬間、眠りかけていた俺の中の理性という2文字が完璧に目を覚ます。


「こんなこともあろうかと買ってて良かった!これでシズちゃんを満足させてあげれるよ!」


可愛らしい笑顔を浮かべながら高らかにそう宣言する臨也。
子供だろうが何だろうがそんなのもうこの際関係ねえ今大切なのはどうしようもないこの変態を駆逐することだけだ。
自分のため、ひいては世界のため、崇高な使命を胸に、俺は渾身の力を込めて目の前の変態をぶん殴った。
その手に握られた禍々しい形をしたバイブを、次のゴミの日に絶対に捨ててやると心に誓って。









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