酷死した花の香りはほろ苦く
君のような花を、僕は何度踏み潰しただろうか
白い花を君に贈ろう
赤い花の潰れた跡はまるで血溜まりのように、醜く広がった
花束を君の胸元に飾る
黒い花の奇蹟
花の匂いを残して君は去る
花弁に息を吐く
花びらを食べた
何枚にも重なった奇跡の花
砂糖漬けにした花を食べて生きる
陰に咲いた花の価値を知る者は居ない
僕たちの花を手折ったのは僕たちだった
君の花
終末の一輪の花
一握の花の種
「一緒に運命の花を咲かせよう」
悲劇の繰り返しに咲く花
人殺しが唯一愛でたのは、唯一の花

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -