一緒に歩きたかっただけなのに、
どうしてこうなってしまったの?
もう戻らない現実に悲鳴を上げた。
誰か、助けて下さい。
愚かな私は願う事しか出来ない。
救いなんてないと、知っているのに。
ねぇ、願い星様。さっさと落ちて。
落下死なんて認めないわ。
虹色のゆめなんて、子どもみたいに。
お前が知らない事実を俺は飲み込んだ。
爆発なんて良い気分じゃない。
世界全ての人間を道連れに私は死ぬわ。
あなただけが幸せなんて許せない。
心が狭い?ええ、知ってるわ。
何よりもただ、あなたが愛おしかった。
全ての人間に幸福あれ。
祝福の音が耳鳴りの様に。
鼓動が憎らしかった。
多分、欲しかったのはこんなものじゃないと思う。
いつだって私が殺したかったのは、お前だった。

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