僕の罪は生まれた瞬間からはじまった
引き金を引いたあの炎の夜に
ただ求めたのは、穏やかな日々
僕の幸せを許せない
白い妖精を愛した
雪の城に閉じ込められたのは小さな宝石
その赤い宝石で僕を射抜いて
望んだのはこんな駒じゃない
祀り上げられた少女
悲劇の王
聖剣の抜け殻を与えられた
運命の始まる夜に
僕の罪の始まる前に
願ったのは幸福な世界
世界は残酷で、醜くて
最高の女を殺した手
青空が僕を責め立てる
撃ち落とした最後の温もり
それさえ、犠牲にして
躊躇いなく引き裂いた

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