キラキラ光るのは硝子の破片
叫びだしたいのは僕だったのに
聞き飽きた説教さえ、愛おしい
言葉にならな声で叫んでも
愛してると囁いて、ずっと
白兎は赤に染まり上がる
仮面の奥に隠した想い
表裏一体のその意味を
幸福であるならば、歌え
狂人には程遠い幸福論
声をあげる幼子を、抱き上げて
ノイローゼなんて、嘘だった
二人の枕はひとつで充分よ
腸の色を美しいと
誰が呼んだのか、その忌むべき感情を
キスをあげる
困ってしまうのは僕たちが子どもじゃないからさ
一瞬でも、戸惑ってくれましたか
止めて、全ての嘆きを
柔らかい私と堅いあなた

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