「ちょ、ちょちょ、七松何してんの?」
「んー」

ぐりぐりと私の腹に頭を押し付けうとうとしている。こんなとこで寝られちゃ困ると七松の頭を叩く。縁側は日が当たり絶好の昼寝日和だ。

「七松、風邪引くよ」
「なまえ…」
「なに」
「私…なまえと接吻したい」

いきなり爆弾発言を投下した七松を思わず覗き込む。すると七松は顔を上げてしまって凄く顔が近い。危険だと頭の中でサイレンが鳴り響く。

「いや、七松」
「駄目か?私はなまえと接吻したい。抱き締めたい。駄目か?」
「駄目というか、ごめん顔が近い、かな…」
「何故顔を背けるんだ?」

七松と目を合わせまいと顔を右ななめ上に背けると首筋にぬるりとした感触。ぞわり、と鳥肌が立った。

「ひっ!?な、七松何して…!?」
「ん?舐めたぞ?」
「いや、分かってるけども…!ああ!?ちょ、脱がすな!」
「接吻したい」

七松は顔をどんどん近付けてもう手遅れだと目を瞑った。





よく分からなくなった


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