凄く心地いい。布団はあったかいしふかふか。少しだけ覚醒してきた意識を睡魔が引っ張ってまた眠りにつかせようとする。ああこのまま眠って消えたい。そう思いながら意識を手放そうとした時だった。ばんっ!と音を立てて自室の扉が開いた。

「ギンギン!起きろ!」
「煩い!」
「何時まで寝ている!もう10時だバカタレ!」
「まだ10時だよ!馬鹿だろ!あんたがバカタレだよ!…ってえ?ええと…?」

目の前にいるこの方は…?ええと…取り敢えず警察に…ってえ?え?ごめん状況がよく理解できないのですが。この老け面誰だよ。安眠妨害だよ。

「潮江文次郎だ。今日からお前の執事になる」
「はぁ、そうですか…取り敢えず警察は何処にいますか?」
「バカタレ!」

べしっと頭を叩かれ、そこから痛みがじんじん広がっていく。容赦無い。はっ、そういえば家族は?まさかこいつ…この容赦無い鉄拳で家族を…!朝起きたら目の前に見知らぬ男、リビングに行くと家族の死体…うわぁぁ嘘でしょ!

「お前…全部口に出てる」
「おっと、いっけね!ってそんな場合じゃない!家族は!?」

私は飛び起きリビングに向かった。そこに広がっていた光景は

異様なものだった。

いや、異様っていうか…うんまぁ、可笑しい。多分私が可笑しいんじゃなくて、目の前にいる家族が。

「あらおはよう〜、潮江くん起こしてくれたのね、ありがとう」
「いえ、これくらいどうって事ありません」
「え、いやいやいやお母さん?え?なにこれ何フラグ?」
「なまえ、今日から潮江くんが執事してくれるのよ。頼もしいわ〜」

…可笑しいだろ!潮江って奴が家族の中に打ち解けている事も何もかも!詳しい話を聞くと執事学園から実習で来たらしく、暫く一緒に住むらしい。…や、何でこんな平凡な家に来るんだ。

「執事なんていらないから。帰って下さい」
「まぁそんな顔をするな」
「こんな顔もしたくなるわ!」






途中でよく分からなくなったのでボツ


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