「はあい、もしもし」
「あ、しのぶ?」
「ん、どうしたのナマエ」
「あのさ、今週の土曜日あいてる?」
「今週の土曜日は…あー、午前は部活だわ。どうかしたの?」
「いや、テニス部の練習試合?があるみたいで、誘われて。私一人じゃ行きにくいなあなんて」
「ああ、テニス部の練習試合なら私の部活終わった後だし一緒に行く?」
「あっうん!行く!」
「てか誰に誘われたの」
「え、お、忍足君」
「は!?忍足!?あの忍足!?」
「う、うん」
「あ〜あいつどうりで最近…」
「な、なにかあった?」
「いや、ちょっとね…え、ていうかナマエ忍足と知り合い?」
「知り合いっていうか幼なじみというか…」
「えっなにそれ聞いてない!」
「うん言ってない…しのぶ忍足君と仲良しなの?」
「え?仲良しっていうか氷帝では有名だし…まあ、友達?」
「そうなんだ…」
「ていうかナマエなんで忍足君って名字呼びなの?しかも君付け」
「え、なんで」
「幼なじみなんでしょ?」
「そうだけど…会うの久しぶりだったし、なんか、侑士って呼ぶの、抵抗が」
「………(忍足可哀想…)」
「や、別に嫌いとかじゃないからね」
「うん………ナマエの気持ちちょっとわかる…」
「え?」
「私も名前で呼べ呼べって煩いやつがいてね…私は呼びたくないんだけどね」
「お互い苦労してるね…」
「ほんとにね…」
「あっじゃあしのぶの部活も見たいから詳しいことはメールして」
「ん、わかった」
「じゃあ、また今度」
「はあい、またね〜」


取り敢えずわかったことはしのぶは侑士に気がない、侑士の片思いってことだけ。

20120803
勘違いする女の子ほど可愛いものはない。しのぶちゃんは跡部に苦労してますがそのお話はいつか書けたら(^-^)
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