宗矩くんは春から大学生

「宗矩、お前来年からこっち住みなんだよな?」
「ん、そうだよォ」
「おばさんからこっちでの保護者役頼まれてんだけどよ、下宿先とかもう決まってんの?まだなら早くしねぇと良いとこはさっさと埋まるぞ?」
「え?」
「え?」
「おじさん、てっきり苑士兄さんが面倒見てくれるもんだと思ってたんだけどなァ……違うの?」
「はぁ?俺ん家来んの?」
「駄目なら適当に探すけどさァ」
「……まぁ別にかまわねぇけどよ、うち狭いし、友達とか彼女とか連れ込めねぇよ?いいんかそんなんで」
「そこは寧ろ苑士兄さんが彼女連れ込むのに邪魔だから来るな、とか言う側じゃないのかねェ?」
「それは禁止事項です」
「……うん、なんかすまん」