お兄さんに情緒などない

「あのさァ」
「ん?」
「苑士兄さんはいつ俺を好きだって自覚したのよ?」
「精通の時だから12の夏だな。俺お前で夢精したから」
「……なんだろう、特別なときめきとかを期待してた訳じゃないんだけど、なァんか腑に落ちないなァ……」