≫究極の雨男な南蛮夫婦の息子


南蛮夢主って見ないなぁと思い立ち、書くならどんなだろうと妄想してみた。

・生まれた日からあり得ない位の豪雨だった究極の雨男
・一歩外に出ると雨雲が立ち込める
・さらに一歩踏み出したらたちまち豪雨
・とうちゃんかぁちゃんと一緒にいると雨は降らない(ただし雲は出る)
・だからじゃないけどとうちゃんかぁちゃん大好き
・かぁちゃんが火の神祝融を名乗っているので、その腹から水の神が生まれ変わったんだ!ということでデフォルト名は『共工』
・方向音痴だけど年中雨雲がついて回るから問題ない
・火のようにアクティブなかぁちゃんと対照的に水のように……というよりむしろ沼のように面倒臭がり
・常に眠い
・常に空腹
・よく食べよく眠るのにチビのままなのが解せぬ

こんな感じの夢主。見た目は中学生くらいかもっと下かな。この夢主が方向音痴拗らせて国単位の迷子になって、干魃してた土地を救ったり、逆に川を氾濫させてたりして他国で騒ぎを起こしまくるところを想像した。一人で外に出た理由は散歩とか初めてのおつかいとかそんなん。


≫干魃に喘ぐ曹魏
「今年は雨が少ないのぉ…」
「このままでは飢饉まっしぐらじゃ…」
「あっめあっめふっれふっれかーぁちゃーんがー♪」(どざばー)
「あ、雨じゃあああああ!!!」
「天の恵みじゃああああああ!!!」
「かーさもっておーむかーえうっれしーぃなー♪」(ざばばばばばばば)

だがしかし彼は迷子である


≫洪水に咽ぶ孫呉
「今年はやけに雨が多いですね…」
「氾濫の知らせはこれで三回目か…」
「収穫間近だった畑にも被害が出ています。氾濫対策に畑の整備に……」
「頭が痛いな……」
「ええ……」

「…ここどこー?」(ざばぁああああ)

全くもってはた迷惑な迷子である


≫天候に恵まれて豊作になった蜀漢
「…おなかすいた…」(しとしと)
「――あぁ!!共工!!あんた今までどこ行ってたんだい?!」
「あ、かぁちゃん」
「『あ、かぁちゃん』じゃないよこの馬鹿息子!!あんた方向音痴なんだから、出歩く時は誰かと一緒に行けって、かぁちゃんいっつも口を酸っぱくして言いつけてるだろうが!」
「あぅ…ごめんなさーい…」
「……ったく、こんなに痩せちまって……お腹空いてるだろ?直ぐに用意してやるから、先に皆に顔見せてきな。心配かけたんだから、拳骨の一発や二発は覚悟するんだよ!」
「はーい、……あ、かぁちゃーん」
「なんだい?」
「ただいま。心配かけてごめんねぇ」
「……あぁ、おかえり。ってそっちじゃないよ!とうちゃん達がいるのはあっちだってのお馬鹿!」
「……あれぇ?」


こんなノリのほのぼの系ギャグストーリーどっかに落ちてませんか。