文|log 学バサ没案 筋トレしようぜ!(政+小十) 「政宗殿って案外細いでござるね」 俺の体を見た幸村が言った。 「あ、確かに」 横から慶次が同意した。 「もしかしたら幸村の方ががっしりしてるかもね」 慶次が笑った。幸村は、日頃の鍛練の成果でござる!と胸をはった。 俺は乾いた笑いを浮かべた。 「rivalより細いってのは嫌なんだよ小十郎!!…ってわけで、どうしたらいいと思う?」 真剣に政宗に相談されて、小十郎は内心ため息をついた。 正直勝手にやってくださいとか思っていても言えない。言ってはならない。 どうしようか考えていると、政宗は手を会わせて頼み始めた。 「頼む、協力してくれ!お前しか頼める奴いねえんだ!」 お前しか頼める奴いないんだ。 最近思春期の子供が親をうざがるかのように避けられてきた小十郎にとってその言葉はあまりに嬉しくて。 「政宗様…この小十郎全力でお手伝いしますぜ!」 なんか変なスイッチが入った。 こうして、政宗の筋力増強トレーニングが始まった。 ××× 政宗は戦場にいるには細すぎるそうなので(顕如談) 脳筋である幸村と比べたら絶対に細いですよねー。 最初のシーンは体育前の着替えです多分。 |