文|log 行かないで、(竹←孫) 私のところに来た先輩がいけないんです。 腕を伸ばす。 するりと腕を巻き付けて自然に密着してやれば、先輩の顔はおもしろいほど染まっていく。 ねえ先輩。今だけは、声も、腕も、視線も、すべてあなたを引き留めるためにあるんです。 張り巡らせた甘い罠に誘い込むために。一度でもあなたが留まってくださるなら、逃がすつもりはありません。 「行かないで、」 ××× 「私の畑で」って曲を聴きながら書いた竹←孫。 短いことこの上ないです。 可愛いのにちょっぴり怖い、粘着質な孫兵を目指しました。砂の女的展開で続き書きたいかも。 |