05
「あちゃー、ばれちゃった?んふふ、でも本心だから」
「ばかかよ…お前」
「あはは、シリウスばかだから!…って、あ!今日ルシウスさんとご飯食べる約束してたんだった…」
シリウスはいきなりの大声にかなりビックリしてたけどすぐに不機嫌な顔になっていった。
「…だからさ、お前あいつには関わんなって言っただろ?」
「そっか!シリウスもルシウスさんの事好きだったんだね…ごめん…なんかとっちゃって」
「ちげーよ!バカ!お前ってさ…鋭いのか鈍いのか意味不明だな…」
なんだかさっきからバカしか言われてない気がするけど…鈍いのかな、
「…行くのか?」
「うーん、シリウスが寝たら行こっかな、なんて」
「…じゃあ寝ないから、行くなよ」
上目遣い+潤んだ瞳+かすれた声!
上目遣い+潤んだ瞳+かすれた声!
二回言っちゃった。
「い、行かない!絶対行かない!シリウスのそばにいるよ!」
なんてすっごい勢いでいったら…
「じゃあ、やっぱ添い寝して?」
ああ!添い寝=襲うですよね!
「襲うなよ?」
「…あー、もちろんじゃん!襲わないってから、じゃあ…お邪魔しまーす」
なんてちょっとドキドキしながらベッドの中に入った。
「狭いから…もうちょっと寄ってきて」
「え、…こう?」
「ん…そんくらい」
なんだか熱で積極的なシリウスさんに始終ドキドキしっぱなしなんですけど!しかもこの距離だとちょうどシリウスに抱き締められてるかんじ?
「シリウス…寝ちゃった?」
規則正しい寝息が聞こえてきてシリウスが寝た事を確認した。
「とりあえず良かった良かった。ていうか、私も眠い…」
いつの間にか寝ちゃってて起きたらベッドの周りにはジェームズやリーマス、ピーターがいた。
「あ、おはよー」
「おはよーなんて言ってる場合じゃないよ!なんで一緒に寝てるんだい?」
「ん…うっさい」
ジェームズの大声でシリウスも起きたみたいだった。そしてこのあとリリーやジェームズから長いながい尋問(リリーからはお説教)があった。
(シリウスって意外に甘えん坊なんだね)(なに!その話もうちょい詳しく!)(言わねーよバカ!)