嘘と後悔=セット


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んふふっ!
シリウスは見事にはまってくれたわっ!
やっぱヘタレね!


「次は誰にしよっかなあ」
「前を向いて歩かないとぶつかりますよ」


ぼすっ、という音と共に目の前にはレギュラスくん。


「あっ…はは!レギュ、ありがと。そして離してね」


ぶつかった時そのままレギュラスに抱き締められて現在進行形。


「そんな楽しそうな顔して…どこに行くつもりだったんですか?」


「えっと…ちょっとそこまで」
「…へー」


(こうなったらレギュに嘘つこーっと!)


「…あ!あのさ、前からだったんだけど…私、レギュのこと好きだったんだよね!」
「僕も好きですよ」
「…へ?」
「ああ、両想いだったんですね。まあ兄よりは大切にしますから、」
「いや、あのね?レギュ、今日エイプリル…」
「知ってました?嘘ついていいの、正午までなんですよ?」
「えっ!?そうなの!?」
「今さら嘘、なんて言わせませんから」
「ちょっ、いや、待って…」
「好きですよ?」


やっぱりレギュラスの方が一枚上手だったある午後の昼下がりでした。



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(大丈夫ですよ、兄とあまり顔かわらないですから)(いや、レギュの方が男前だよ)(…本気で襲いますよ)
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弟くんすきだな、




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